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    『リシアンの契約Ⅱ・Ⅶ ~すべての嘆きの果てに~』



    「ん…」
    リキアが身震いをする。

    「寒い…。おにい…」

    長い睫毛が揺れて、ゆっくりと開かれた。

    「…っ!!」
    ばっ!と激しく腕を振り払われる。

    「なんでお前が…くそ…!!」

    羞恥と怒りに染まった頬。
    ぼくが思わず目を丸くすると、
    リキアはいらだったようにうつむき、
    そして勢いよく顔を上げた。


    「でてこい臆病者…!
     ぼくに言いたいことがあるなら、
     そのお綺麗な面(つら)をみせるんだな…!!」 
     


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